パカパカチェックの対処法を考える
各放送局で採用されているハーディングチェック(通称パカパカ)に引っかかった場合の対処法です
ハーディングの詳細はググって下さい。記者会見のフラッシュなどの激しい点滅とかがあると納品エラーになっちゃうアレです
チェッカーの回避さえできちゃえば手段は問われませんが、クオリティを落とす加工になるので素材を活かすためにも最小限に抑えたいところ
今回紹介する手法は独自に考えたやり方なのでもっと良い方法あればコメント下さい
Lumetriカラーでトーンカーブを適用する
パカパカの基準を見ると20%以上の輝度変化が10フレに1回以上でアウトになります
この例では記者会見などで顔のレベルが40-60%程度だった場合を想定しています
フラッシュが光ると一気に100%までレベルが上がってしまうので、0%-40%の顔の部分はそのままにして、40%-100%の輝度を40%-60%に押し込んでます
これなら輝度変化は20%以下に抑えられるので、高確率でエラー回避できます
放送をみてると黒を持ち上げている場合がありますが、処理しました感がかなり出るので止めた方がいいです
白を抑えても酷いカメラや昔の映像などで見慣れてるのか違和感少ないです
強引にモーションブラーをかける
エフェクト(エコーとか)でやると調整が難しいので、レイヤーを重ねて作ってます。誰かエフェクトのやり方教えて…
まずレイヤーを3つほど重ねて1フレームずつタイミングをずらします
合成モードをで白い部分だけ残るようにして不透明度で濃さを調整します
(例:不透明度を1個目40%、2個目16%など)
映像によっては合成モードを通常にしたりして下さい
これで、明るい部分だけを次のフレームに少し残すことでパカパカ具合を滑らかにします
ハーディングチェッカー対策というより目への負荷軽減って感じかも?
スローをかける
最も安直な対処法ですw
点滅が10フレに1回以下になればいいのでスローにすることで点滅する速度が遅くなります
そんなん映像への影響デカいやん!って思いますが、手法として知っておくべきなんです
実はMVなどで1フレとか2フレとかノイズ的に映像を挟んであるとサブリミナルとして引っかかります
そういう時はスローで戦うしかないんですよね
画面全体にグリッチノイズとかもスローで消す事あります
まとめ
普段よく使う3パターンほどご紹介しました
調べても対処法のやり方が載ってなかったので記事化してみました
どれかだけでも効果ありますし、全部合わせても良いです
どういったアプローチがいいのかは経験を積むしかないので、色々試して下さい